2013年6月27日木曜日

手持ちスキーの比較

オフシーズンに導入したスーパーファット板ですが少し比較

K2 Pon2oon + Dynafit Radical ST ブレーキなし
実測2,813g (カタログ179cm 実測178cm)

K2 Hellbent + Dynafit Radical ST  ブレーキなし
実測2,895g (カタログ169cm 実測169mm)

長いポンツーンの方が少し軽いですね、テールのボリュームの影響でしょうか。

 
 チャンバーはどちらも、同じくらいちょっとだけ有ります。板を合わせた状態で3mmくらい空いてます。

フロントロッカー具合も同じ感じですね。長さが短いことを考慮するとヘルベントのロッカーが若干のアーリーライズでしょうか。ポンツーンの方が直進性&スピードが有りそうな感じがします。
テールロッカーは随分違います、ポンもロッカー強いですが、ヘルは明らかにツインチップ。どっちが前か後ろか解らないです。
比較の為にセミファットの2つも並べました。(ポンーヘルーワテーセン)

11月の立山が楽しみです!

インビス化とRadical ST をマウント

インビスの埋込を板4セットおこない、うち2つにTLTビンディングをマウントしました。
板は130mmのスーパーファットK2 Hellbent 2012(169)、K2 Pon2oon 2013(179)
 100mmのAtomic CENTURY、Fisher Watea

この数を作業するのはかなり大変です。慣れないので一台当たり2時間はかかりました。
ちなみにK2の2つはマウント位置を2パターン空けたので更に大変でした。
一番気を使い時間をかけた方が良いのは最初の穴の位置です。後での補正は不可能でしょう。僕の施工精度はギリギリセーフで特にフロント側はビンディングのビス穴に遊びが少ないので精度が必要です。
僕はプリントアウトしたテンプレート貼付けて、まず錐でしっかり最初の穴を空けました。その後のドリル2サイズも丁寧にゆっくり空けるのが良いでしょう。固いのはトップシートのみなのでトップシートの穴を中心がズレ無いように丁寧に広げる感じです。
もう一つの注意は沢山の板を同時に穴空けすると、ストッパーが少しづつずれて行きます。一枚(8穴)ごとに、穴の深さ/ストッパーの位置を確認して調整した方がいいでしょう。
怠ると板を貫通することに(涙)
とりあえずインビスを止めてから、エポキシを流し込みました。後ほどソール補修材で埋める予定です。

ビンディング取り付け用のビスは片側で
フロント:M5 18mm 皿ビス ×2本、 M5 16mm 皿ビス ×2本 ※クランポンのホルダーなし
テール :M5 10mm ボタンビス ×4本
全て六角SUSにしました。

ちょっと疑問は、ブレーキレスのRadical STは滑走モードでカカトが浮いたままになります。ビンディングとブーツを繋ぐ2本のバーに全体重かかりますが、良いのでしょうか?

コツは掴んだのでこれからもDIYでマウントできそうです!

2013年6月22日土曜日

無題

Radical ST テンプレート
全く責任持ちません。

ヒール位置が2つ有るのはソール長273mm、303mmの2つのブーツに対応の為です。Radical STはヒールが前後調整できるので真ん中当たり狙えばビン前後の間隔はそれほどシビアにならなくても良いでしょう。

2013年6月16日日曜日

DYNAFIT Radical ST (2012) ブレーキを外す

DYNAFIT Radical ST を使っていますが、
Radical ST(特に2012後期モデル以降)ではブレーキを外すのがかなり困難ということで、海外サイトを参考に実施してみました。文中で勝手に写真参照してます。
※以降読まれる方は最初に下記サイトを表示してください。
http://www.wildsnow.com/8470/radical-dynafit-brake-removal/
困難さの原因

乗せていた板はウェスト100mmくらいのオールラウンドセミファットでして、ブレーキ幅110mmでしたが、このシーズンオフにかなり安くなっていたスーパーファット(W130mm)を購入しました。
で、
・持ち込み板&乗せ替えは工賃もかかる
・ディナフィットのビンディングはかなり高価で値引きも少ない
ということで、
DIYでインビス化してビンディングを使い回そうということにしました。
インビス化自体はいろんな人がされていて参考のサイトもいくつか有りますが、今回のネックはブレーキ幅でした。
板の横に出ない・機能しない「乗っかる」状態で取り付けてしまうのも良かったのですが、使えないブレーキなのに重さだけが脚に乗るのはせっかくの軽量ビンディングの利点が半減ですよね。(ちなみに外したブレーキの重さは126gでした)
リーシュで良いし軽くなるしで、ブレーキは外してしまおうと作業開始です。

最初に言ってしまえば、一番のキモはスパナの加工です。
ブレーキとビンディング本体部分の結合の仕方が過去モデルと違い、「ビンディング回転軸に、ブレーキを一体の金具で通してある」状態でこれが厄介です。これに対応する為に回転軸シリンダーをプレートから外さないといけない、その為にはまず貫通&固定している調整ビスを抜ききってしまわなければいけません。ただし、当たり前ですが、抜けないようにセットされていますのでこれを解かなければいけません。写真にある裏のナットから調整ビスを緩める必要が有ります。

そこで特殊なスパナが登場
これは普通のスパナ(8mm)の先をグラインダーで削って細くしたものです。こんな感じで細くしてあげないと、目当てのビスを掴めません。
最初に参考サイトを見ていた時はこういう特殊なスパナが売っていると思って、いろいろ検索したのですがどこにも無くて、あらためてサイトを見ると「加工して自作(make your own wrench)」って書いてありました。なるほど。
このスパナを狭い隙間に押し込んでナットを固定し、調整ビスをぐいっと回します。あとはそのままグルグルひたすらビスを回して行けば回転軸シリンダーから抜けて、ブレーキと分解されます。

整理すると
1.板からビンディングを外す(この時にもビンを前後させたり、回転させたり)
2.コインでカカト側のグレーの部品を外す
3.本体をプレートから外す(ブレーキとシリンダーは残ったまま)
4.調整ビスを外す(加工した特殊スパナ登場)
5.シリンダーを外す(プレートの一番後ろ側が広くなってます)
6.ブレーキを外す
7.ブレーキ以外を逆の手順で繰り返す
8.ブレーキレスのラディカルSTの完成



結構大変です。
というか、必要に応じてブレーキ再装着できるように、丁寧に外したんですが。もうブレーキ付ける気無くしました。友達の板含めて4つも作業したんですが、もうしたくない、、
手順の4,5無くしてブレーキを止めている金具を壊してしまっても良いような、、、
(というか最初は試行錯誤でそうなってしまった。残り3つを上記の手順)
ビンの板への取り付け自体もブレーキ無い方が楽です。

ブレーキが有効な斜面ってバックカントリーではそもそもレアな気がします。

あ、あと大は小を兼ねるってことで100~110mmくらいの板の場合は最初から130mmブレーキを買っても良いかと思います。滑走状態(ブレーキが上がった状態)のときはブレーキが少し内側に入る機構になってますので板の外にはみ出ない気がします。お店で試してみることをお勧めします。

以上!